■持続可能な消費とは
未来の人や地球のために今私たちが行う消費のこと
参考国際的には「持続可能な消費」(Sustainable Comsumption)は次のように定義されています。
「自然 資源の利用、有害化学物質、ごみや汚染物質をライフサイクル全般にわたって
最小限にしながら、人々の基本的ニーズやよりよい生活の質に対応するモノやサービスの
利用であり、なおかつ将来世代の必要を脅かさない」こと
(出所:1994年「オスロ持続可能な消費シンポジウム」)
■調べよう、見つけよう
・フェアトレードやエシカルな商品・サービス、販売店、考え方を知る
<関連する情報源>
〇フェアトレードジャパン(ホームページには製品紹介、ショップリストなどが
掲載されている
〇消費者庁 「倫理的消費」調査研究会
・持続可能性に関わる課題にはどのようなものがあるかを知る
<関連する情報源>
〇ACE 児童労働の撤廃と予防に取り組んでいる
〇アムネスティ・インターナショナル 世界の人権侵害に関する情報が得られる
○消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク
「グリーンコンシューマー全国一斉店舗調査」(2016.04)
〇環境省 環境に関わる国、企業などの取組みのほか、さまざまなキャンペーン情報もある
■考えようー持続可能な消費のための商品・サービスにはどんなものがある?
・食品ロス
消費者庁のホームページによると、家庭における一人当たりの食品ロスは1年間で24.6kg。
無駄な買い物、食べられる食品を廃棄しないようにしましょう。
・安全な商品
おしゃれ、かわいい、安いという選択の大前提に安全があります。安全は暮らしの基本です。販売されている商品が安全なものになるための消費とはどういうものか考えてみましょう。
・被害の救済
消費者被害がたくさんあり、それが救済されない社会は安心して暮らせません。被害救済制度や相談窓口の充実、被害予防のための見守りなどは社会全体で解決していく仕組みです。
・オリンピックと「持続可能性」
「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」は東京2020大会を持続可能な大会とするため、「持続可能性に配慮した運営計画」を策定し、活動を推進しています。
そこでは「持続可能性に配慮した調達コード 基本原則」が定められ、「経済合理性のみならず、公平・公正性等に配慮して、大会開催のために真に必要な物品やサービスを調達していくと共に、持続可能性を十分に考慮した調達を行うためのもの」とされています。
私たち消費者がどう関わるか考えてみてはどうでしょうか。
・ほかには、●宅配便を1回で受け取る(CO2削減のために再配達を避ける)●シェアリングなど
■実践のための行動には何があるか?
・商品のプロセスを知って商品選択
・企業や行政に意見をいう
・ネットワークを作る
・市民組織を支援する
☆☆どれだけ見つけて実践できるだろうか☆☆